日本の百科事典

Japanese
柔道
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柔道(じゅうどう)は、「柔」(やわら)の術を用いての徳性涵養(とくせいかんよう)を目的とした芸道、武道のことである

柔道(じゅうどう)は、「柔」(やわら)の術を用いての徳性涵養(とくせいかんよう)を目的とした芸道武道のことである。20世紀終盤までに、その修養に用いられる嘉納治五郎流・講道館流の柔術技法を元にした理念を指して「柔道」と呼ぶことが一般化している。柔道は、投技固技当身技の三つを主体とする武術・武道、そしてそれを元にした社会教育的な大系となっている。

古武道柔術から発展した武道で、投技固技当身技を主体とした技法を持つ。明治時代に警察学校に普及し、第二次大戦後には国際競技連盟の国際柔道連盟の設立や乱取り試合がオリンピック競技に採用されるなど広く世界的な普及に成功している。

スポーツ競技格闘技でもあるが、講道館柔道においては「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、競技における単なる勝利至上主義ではなく、身体・精神の鍛錬と教育を目的としている[注釈 1]

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