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川崎市
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川崎市(かわさきし)は、神奈川県の北東部に位置する市。

川崎市(かわさきし)は、神奈川県の北東部に位置する政令指定都市である。人口は約154万人。 市内全域が旧武蔵国に属し、神奈川県内の市町村では唯一、旧相模国に属していた地域を含まない。市域は7区の行政区に分かれる(川崎区幸区中原区高津区多摩区宮前区麻生区)。

政令指定都市20市の中で面積が最も小さい[1]神奈川県内で横浜市に次ぐ第2の都市であり、非都道府県庁所在地の市では最大かつ唯一人口が100万人を超えている。財政状況も良く、財政力指数は1.02(2019年度)で政令指定都市では最も財政に余裕がある。

東京へのアクセスが良いため、人口は増加傾向にあるが、面積が狭く市のほぼ全域で宅地化が進んでいるので人口密度は高い。

古くは東海道中原道大山道津久井道が南北に通り、その宿場を中心にして発展してきた。 川崎大師は初詣に多くの参拝客が訪れる寺社として有名であり、その数は神奈川県で1位である。

川崎駅京急川崎駅周辺が市の中心地であり、特に川崎駅東口を中心に関東有数の繁華街が広がっているほか、西口にはショッピングセンターとして日本2位の売上を誇る巨大商業施設ラゾーナ川崎プラザが位置しており、駅周辺は非常に賑わっている。 東海道線京急線を中心に古くからの市街地が形成されているほか、現在は市の北西部を中心に東京近郊の新興住宅街(ベッドタウン)が広がり、臨海部に広がる京浜工業地帯の工業都市でもある。

また、多摩川沿いの武蔵小杉駅周辺には東京への通勤者向けのタワーマンションが林立しており、川崎市は繁華街、工業地域、超高層マンション街、郊外の新興住宅地と多様な面を併せ持っている。

2015年度の東京都へ通勤・通学する15歳以上就業者・通学者の割合は41.1%であり、いわゆる「神奈川都民(川崎都民)」が非常に多い。神奈川県内でありながら、県庁所在地である横浜市よりも東京との結びつきが非常に強い。2015年の昼夜間人口比率は88.3であり、政令指定都市でありながら、東京のベッドタウンとしての側面が強いため、100を大きく下回っている[2]。神奈川県の北東部、県の最東端に位置し東京都横浜市にはさまれた細長い市域を持つ。県内では、横浜市以外の市町村とは隣接していない。市の北側を多摩川が流れ東京都との境となっている。 街道沿いには古くから栄えていた街が点在し、周辺は閑静な住宅地となっている。しかし、駅周辺は東京との近さから近年開発が進み、特に川崎駅前周辺は市内随一の繁華街で昼夜を問わず人が多い。 西部の多摩丘陵にはのどかな田園風景が広がり、新興住宅地が多い。東部の東京湾岸の埋立地は隣接する横浜市鶴見区沿岸部とともに大規模な重工業地帯となっているなど、多様な面を見せる。最高地点は麻生区黒川の町田市との境界付近で海抜148mとなっている。

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